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東京のタクシー運賃値上げ 風向きを味方にした国交省 
東京地区のタクシー運賃が値上げされる見通しとなった。値上げをめぐっては当初、参院選を控えた自民党や物価上昇への懸念から政府内にも反対の声が強かった。しかし、「格差是正」を掲げる民主党が参院選で第一党に躍進したことで、運転手の待遇改善を理由とする値上げに理解が得られる環境がむしろ整った。国土交通省は、「都市と地方の格差是正」を求める世論を追い風に、地方から順次、値上げを認可する戦術で東京地区までこぎ着けた。

 冬柴鉄三国土交通相は5日の閣議後会見で、「(値上げは)避けられない」と強調し、参院選前までは値上げに慎重だった大田弘子経済財政相も同日の記者会見で、「ある程度の値上げはやむを得ない」と一定の理解を示した。

 タクシー運賃の値上げは規制緩和による新規参入や増車で賃金が低下した運転手の待遇改善が主な目的。だが、東京地区をめぐっては、今年4、5月に開かれた物価安定政策会議で有識者から反対意見が噴出、政府内でも大田経済財政相と当時の塩崎恭久元官房長官が値上げに慎重な姿勢を示した。政府が規制緩和が運賃の値上げにつながったととられたくなかったことや7月に参院選を控え、消費者の負担増につながる値上げは認めにくいという事情があった。

 値上げ認可は申請があってから約半年間の「標準処理期間」中に決められる。東京地区のタクシー会社が申請したのは昨年8月で、本来ならば5月末には認可される予定だった。「標準期間が過ぎれば、行政不服審査を申し立てられる可能性もある」。棚上げ状態が続くことに国土交通省幹部は焦りを感じていた。

 風向きが変わったのは参院選の与党惨敗。与野党に格差是正機運が高まったことで国交省は一気に攻勢に出た。東京地区を後回しにし、秋田県や長崎県などの他地区について順次認可し始めた。東京地区の値上げ認可に向けた地ならしにしようという意図があった。

 その後の内閣改造も大きな追い風となった。値上げに慎重な塩崎元官房長官が退任、慎重姿勢を続けていた内閣府も徐々に値上げ容認に傾いた。

 ただ、値上げ幅をめぐる内閣府との協議では、「700円未満では値上げする意味はない」とする国交省と、最小限の値上げにとどめたい内閣府との調整が難航。せめぎ合いの末に出されたのが710円だった。それよりも国交省にとって大きかったのは値上げ時期。「タクシーが繁忙期を迎える年末までには何とか値上げしたい」(幹部)との思いがあっただけに、この時期の決着はギリギリのタイミングだった。

 政治の波に翻弄(ほんろう)された東京地区のタクシー運賃値上げ問題。参院選後の風向きの変化をうまく味方につけた国交省が内閣府を説き伏せるかたちでの決着となった。

産経新聞より
 値上げすればいいってことなんでしょうかっ。
 
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