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「勇気忘れない」 韓国学生ら駅で救助死6年 映画試写
2007年01月27日00時49分
 東京・新宿のJR新大久保駅で01年、線路に落ちた男性を助けようとした韓国人留学生李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26)と横浜市のカメラマン関根史郎さん(同47)が犠牲になった事故から、26日でまる6年。都内では同日、李さんをモデルに作られた映画「あなたを忘れない」の試写会があり、天皇、皇后両陛下と遺族が出席。約700人の関係者と共に故人をしのんだ。

 港区虎ノ門2丁目のニッショーホールであった試写会後の会見では、李さんの母親の辛潤賛(シン・ユンチャン)さん(57)が、皇后さまから「命を落とされて残念ですが立派な息子さんですね」と慰めの言葉を受けたことを明かし、「みなさんに感謝したい。息子は日本と韓国がより近い国になることを祈っていた」と話した。

 また、花堂純次監督によると、両陛下は「大事な仕事をしていただきましたね。この映画が日本と韓国の橋渡しのいいスタートになるといいですね」と声をかけたという。

 両親はその後、JR新大久保駅を訪れて献花台に花を供え、事故が起きた時刻とほぼ同じ午後7時すぎ、現場のホームで手を合わせた。

 映画「あなたを忘れない」は27日から全国で公開される。

     ◇

 李さんと関根さんの行動は、多くの人の記憶に刻まれ、今なお、影響を与え続けている。2人の姿に勇気づけられ人生の転機を得た人や、遺族への見舞金から生まれた奨学金で将来を切り開いた後輩も、この日、改めて犠牲者に思いをはせた。

 長崎県内の大学を3月に卒業する中国人留学生、朴英愛(ぼく・えいあい)さん(27)は今回、追悼の催しに初めて出席した。

 朴さんは兵庫県の日本語学校生だった02年、李さんの死後に設けられた「エルエスエイチアジア奨学会」の奨学金を受け、大学に進学。当時、生活費はアルバイト代でまかない、余裕はなかった。「奨学金で教材を買い、大学入学金の準備にあてることができた」と振り返る。

 遺族への見舞金から奨学金が生まれ、その後も有志の寄付に支えられながら計281人の学生を支えてきたことを昨年、知った。朴さんは「奨学金は、李さんと両親から生まれた優しさの連鎖。お世話になった私もまた、他人に優しさをつなげていきたい」と話す。

 東京都小平市の在日韓国人、安俊暉(あん・としあき)さん(63)は「亡くなった2人が自分を前に向けてくれた」という。

 6年前、仕事の失敗や家庭の不和が重なり、夢だった詩集の刊行も出版社に断られ、すべてが行き詰まっていた。そんなある日、居合わせたJR高田馬場駅のホームから男性が転落。2週間前の李さんの事故が頭をよぎった。気付くと線路に飛び降りていた。男性は無事だった。「1人の命を救えたことで、自分の未来を信じる気持ちになった」

 再び、出版社に手紙を書き、電話をかけて面会を求めた。翌02年末、詩集が書店に並び、05年には2冊目を出版。「私はあの事故で転機を得た。2人の命を大切に思いながら生きていきたい」

asahi.comより
 この映画でまた感じるといいんですけどね。
 
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